どうもスイクンです。
前回の記事で、僕が作成していた大人気サイトが手動ペナルティを受けてしまったことをお話しました。→ 毎日感謝のコメントが多数寄せられるサイトが手動ペナルティに!Googleに再審査リクエスト送信中
現状はまだ手動ペナルティは解除されていないのですが、手動ペナルティを受けてからどれくらいアクセスが減少してしまったのかを今回はお見せしていきます。
手動ペナルティ後のアクセスを見る
12月18日に手動ペナルティを受けてから、その後のアクセスの様子は次の画像のようになっています。
ページビュー数
詳細を記述すると、次のように、手動ペナルティ発動後も毎日1万PV以上のアクセスが集まっています。
- 12月18日 16956PV
- 12月19日 13852PV
- 12月20日 12102PV
- 12月21日 12934PV
- 12月22日 13660PV
この様子を見ると、「本当にペナルティ発動したのか?」と疑問を抱くかと思いますが、その様子はGoogleからの訪問数を見ていくとわかりやすいです。
Googleからの訪問数
12月17日と18日を境に、Googleからの訪問数がガクっと下がっているのが見て取れますね。しかし、これでもペナルティ発動したのか疑問に思うかと思います。「何故、ペナルティを受けても、こんなにGoogleからの訪問数が多いのか?」と。その秘密は、次の画像を見るとより鮮明に浮かび上がってきます。
Googleからの新規訪問数
こちらの画像は「Googleからの新規訪問数」をグラフにしたものです。これを見ると、明らかに12月18日からガクッと下がっており、それ以降はほとんどなくなっています。(12月18日の新規訪問数がある程度あるのは、午前7時にアルゴリズム変更があったらしいからです。)
さて、これらのことから何がわかるでしょうか?
グラフからわかること
ここまでお見せしたグラフからわかることは、次の事です。
- 12月18日以降、Googleからの新規訪問数がガクッと減っている
- 12月18日以降、Googleからの訪問数はまずまず減っている
- 12月18日以降、GoogleからのPV数はまずまず減っている
ここで注目していただきたいのは、Googleからの新規訪問数がガクッと減っていることに対して、Googleからの訪問数はそこまで減っていない事です。何故、このような事が起こっているのでしょうか?これを理解するには、パーソナライズ検索の存在を知る必要があります。
※パーソナライズ検索とは、ユーザー個人の過去の検索履歴を基に、興味や関心事にあわせた最適な検索結果を返すGoogleの機能です。参考: http://googleblog.blogspot.jp/2009/12/personalized-search-for-everyone.html
サイトを支えてくれていたのは…?
パーソナライズ検索のことを理解出来ると、僕の作ったサイトは、リピーター(ファン)の存在によって支えられていたことがわかるかと思います。
どういうことかというと、新規で訪れる場合には、かなり検索順位が下落した僕のサイトを探してこないといけないから、ほとんど新規訪問者は表れません。一方で、ファンであれば何度も僕のサイトにたどり着いているため、その人に最適化された状態で検索結果として表れます。つまり、そのファンにとっては、僕のサイトは上位表示している状態です。
こうして、パーソナライズ検索によって、僕の作ったサイトは、ファンであれば何度も訪れるようになっており、その人達に支えられてPV数を維持できているというわけです。このようなパーソナライズ検索があるおかげと言ってもいいでしょう。
Googleはまだまだ完全ではないのですから、たまには間違ってペナルティを課してしまうことがあるかと思います。しかし、パーソナライズ検索によって、仮に一時的に間違ったペナルティが加えられようとも、サイトがファンに支えられる仕組みができているのかなと思います。
追記
ファンに支えられ続けているため、手動ペナルティを受けても2013年12月のアクセス数と訪問時平均滞在時間は過去最高を記録しました。おちこぼれようともファンが支えてくれるような仕組みを作ると、このような事も可能になります。ちなみに、12月下旬にアクセスが盛り返している部分がありますが、そこは特殊なテクニックを使いました。
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