「LINEの有料スタンプを無料であげる」は本当? 謎の“スタンプ屋”を試してみた ⇒ http://zasshi.news.yahoo.co.jp/上の記事をしっかりと読んでからこの記事を見ていただきたいのですが、上の記事がいずれは削除されてしまうことを考慮して、当サイトにも概要を書いておきます。
目次
不正なLINEアフィリエイトの実態
LINEアフィリエイトという言葉を一度は耳にしたことがあるかもしれません。 以前はTwitterアフィリエイトが流行り、そしてFacebookなどの流れがきて、次は「どのSNSで稼げるのか?」となったら、LINEに注目が集まるのは自然の流れでしょう。 ただ、このLINEアフィリエイトの実態。実は、次のような稼ぎ方をしているようなのです。引用元 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/ 私がやりとりした相手は、専用のブログを用意しており、ページのリンクからアプリを5つインストールするように言ってきました。アプリの5つのうち3つは18才未満禁止の出会い系、残りはゲームアプリでした。 アプリを起動して初回データのインストールまで行ない、その証拠としてスクリーンショットを送信します。相手が確認すると欲しいスタンプを聞かれ、有料スタンプが送られてくるという流れです。この事からわかるのは、LINEというサービスを利用して、相手にLINEスタンプをあげるから、アプリをDLしてもらうという方法です。 例えば、モバ8ネットだとかSmartCなどのASPを利用したことがあればわかるかと思いますが、アプリDLをしてもらうだけで1件当たり200円から400円くらいの報酬が入ってきます。※モバ8ネットは2017年8月31日にサービス終了します。 上に書かれている記事を見る限り、5つのアプリをダウンロードしてもらうということは、それだけで1000円以上の報酬が発生します。 それによって、LINEスタンプ(200円程度)を相手にプレゼントしたとしても、利益として800円以上は出ることになります。
なぜこのアフィリエイト手法はダメなのか?
この方法の何がいけないのかというと、インセンティブを付与しての成果獲得は禁止されているからです。 これはどのASPの規約でもしっかりと記載されています。 例としては、次のように記載されていることが多いです。獲得に対して、物品や金銭、デジタルコンテンツ、ポイント等のインセンティブを付けることは禁止させて頂いております。 ※インセンティブが許可されている広告は除く。 発覚した場合、即時アカウントを停止させて頂き、未払の報酬については、お支払いをキャンセルさせて頂きます。
ビジネスの本質にも反している
またこの手法はビジネスの本質にも反しています。 ビジネスの本質とは、ビジネスに関わった人全員に利益がもたらされることです。 通常のアフィリエイトであれば、アフィリエイター、広告主、購入者の3者がいて、3者にみな利益がもたらされることになります。例えば… 海外旅行を頻繁にするために、飛行機にたくさん乗ってもお得なクレジットカードを探しているAさんがいます。 そのAさんが、インターネットでサイトに訪問し、その条件に適したクレジットカードを見つけ、クレジットカードを作りました。 この場合、Aさんは望んでいたものが手に入ったことになります。(情報を探す手間が省けたことも利益の一つです。) そして、実はそのクレジットカードを紹介していたサイト作成者は、アフィリエイターBさんであり、AさんがBさんのサイト経由で申し込んでくれたことで、Bさんに広告主からアフィリエイト報酬が入ります。 ですから、Bさんも目的の報酬が手に入ります。 更には、広告主も本来は自分で集客をしてこないといけないですが、その手間をアフィリエイターBさんにやってもらい、そして商品の成約までしてもらったのです。ですから、広告主にとってもハッピーなのです。この例を見てもわかるように、アフィリエイトでも本来は関わった全員がハッピーになるはずなのです。 しかし、今回Yahoo!の記事で紹介されていたLINEアフィリエイトの場合…
LINEスタンプを欲しかった人は、アプリをダウンロードするだけでLINEスタンプをもらえるから嬉しい。 不正アフィリエイターも無料DLしてもらうことで報酬が入るので嬉しい。 しかし、広告主は、本来望んでいない人にアプリをダウンロードされても報酬を支払わないといけないので、嬉しくない。 (無料アプリの場合、基本的にはそのアプリを遊んでもらい、後ほど更に課金をしてもらうことで利益を回収するケースが多いです。つまり、このケースの場合には、LINEスタンプを欲しいだけの人がアプリをダウンロードしたので、アプリで遊びお金を使うことはないでしょう。ですから、広告主にとっては不利益となります。)
不正なアフィリエイターが多くなると、どのようなデメリットが生じるか?
こういった不正行為をするアフィリエイターが多くなると、もちろん、今回のヤフーニュースで取り上げられたように、アフィリエイター全体のイメージダウンが1つ考えられます。 それも考えられるのですが、もう1つ重大なデメリットは、真っ当にアフィリエイトをしている人にも後ほど不利益が生じることです。 これはどういうことでしょうか? 詳しく以下に解説をしていきます。真っ当にアフィリエイトをしている人に対する不利益とは
アフィリエイターとしてある程度実力がつくと、各ASPの担当者が付き、特別単価をもらえたり、特別なオファーを受けることがあります。 こういったレベルにある方には特に大きな問題はないのですが、そうではなくて、まだ月数万から数十万くらいのアフィリエイターは大きな不利益を被ってしまいます。 なぜかというと、先ほど説明をしたように広告主が不利益を被ると、全体のアフィリエイターに対して、次のような対策をとってくるからです。- 成果報酬ダウン
- 成果非承認
- 広告の撤退
[…] 出典:クローズドASPから声がかかったり特別単価をもらえるアフィリエイターになろう ネットビジネスで起業したスイクンのブログ […]